■1本目2本目は緩詰めの方が幼虫の成長は早いです
3本目から急に食わなくなりますのでここから温度を下げて管理すると
カンタケ菌は良く持ちます。但しフィルターに結露しないのが大切です。
1本目2本目しっとり菌糸 3本目カラッと菌糸が理想。
■カンタケ2018シーズンを振り返り
結果としてオオヒラタケよりも40gUPの出現率が高くなりました。
オールカンタケ飼育で47.7gまで(3月25日現在)
2本目3本目カンタケで49.9g(3月25日現在)
2018夏は記録的酷暑でした。
カンタケは乾燥すると菌糸の持ちが良くなる反面成長が遅くなる傾向があります。
ブロックに加水してお使いいただいた方は使いやすかった傾向です。
カンタケ→カンタケのリレーでの爆発的成長力は2本目でのリカバリーに
おつりが来る程です。
秋の多湿とカンタケがぴったり合うようです。
冬季になると菌の持ちが頗る良くなります。菌の特性の様です。
逆手に取って羽化に向けては含水率を落として仕込んで行きますので
菌糸のもちは更に良くなって参ります。
昨年のカンタケ羽化大型個体完品出現率の高さは驚く程でした。
これから羽化までが楽しみな時期になりました。
反省点
弱い菌糸で羽化した雌からの幼虫は弱いカンタケで飼育したほうがトラブルが少なかったようです。
高カロリーヒラタケ以上に高カロリーカンタケが食えないです。
弱い菌糸羽化雌からの繫殖には、今期は866または、866+555をお勧めします。
■2019年春シーズン
今期はカンタケでの販売になります。
1本目 酷暑に絡む際は50cc~80ccの加水をしてください=エアコン除湿乾燥対策
水を張ったボトルでのタイペスト紙の水分透過試験では25度湿度50前後で
30日間で約5%の蒸発をしています
菌糸の仕込みは53% 単純計算48%になります。(オオクワの羽化期春に当たる時期は51%仕込み)
オガの水分蒸発はこの通りではないでしょう。
が、カンタケは53%が幼虫の伸びがとてもよいです。
乾燥を見越しての加水が有効です。