ブリードの基礎  ブリ―ド部屋への雑菌対策  時々更新します   未曽有の酷暑を超えて来た雑菌の脅威は未知です。

2024.01.05 更新

2023.11.27 更新
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2023.11.14 掲載

産卵セット
メスからの雑菌混入を防いでください
椎茸栽培にてきのこ増収剤を水和吸収させた材はその残効性が高いと各種雑菌を呼び込みます。
メスの体液でも抑えが効かなくなりますので後に菌糸瓶へ幼虫を介在して持ち込みます。
材割時に雑菌が無くても割りカスを保管して数日後そこに雑菌が出るようでは同様ですから厄介です。
対策は交尾後産卵セットに投入する前に水苔にてメスを管理して下さい。除菌効果がありダニも居なくなります。
材割はブリード部屋で行わない。部屋の汚染防止。
特に緑色トリコ 粘菌

菌糸への投入
産卵セットがカビた場合その幼虫を菌糸瓶に投入するのは危険です
菌糸を詰めたプリンカップに入れて食べカスが少しでたとこで菌糸瓶に投入してください。
脱皮した直後の投入が宜しいです。

カビた菌糸瓶はブリード部屋では蓋を空けない。部屋の汚染防止。

ブロックのビン詰め
ブリード部屋でのビン詰めはお勧めできません。
ブリード部屋がカビの胞子で汚れてるのを警戒してください。エアコン等。
きのこの出てる部屋ではブロックを崩さない方がいいです。きのこ胞子が菌糸オガに付着すると二次発菌の
妨げになる事があります。変異胞子が入り込むと発菌しなくなるのです。
赤字の状態は自然界では起こらないですね。きのこに責任は無いです。
中古瓶の傷にも警戒を。

瓶交換
ブリード部屋では行わないでください。部屋の汚染防止。
繰り返しますがブリ―ド部屋では瓶の蓋を空けないでください。
交換後の空き瓶は速やかに洗浄するか適切な対応を。

エアコン
エアコン内に雑菌の元が入り込むのは普通です
きのこ胞子 ダニ ほこり 雑菌その物
変形菌が出現します=菌糸瓶で灰色に広がりオガが黒く変色幼虫を死滅させます。
灰色トリコと呼んでます。
これがでると放置した場合ブリ部屋その物が壊滅的被害に遭い抜本的消毒が必須になります。
クワガタの連作障害です。
変形菌=灰色トリコが菌糸に入り込んだ状態です。
上記の中から混入根源を見つけて速やかに対応してください。


酷暑を生き抜いた猛者的雑菌が空気中に浮遊していると警戒してください。
空気清浄機  部屋への雑菌混入時の湿度 等 またの機会に更新いたします。  



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2023.11.27 更新



空気清浄機 HEPAフィルター装着モデルで無いとカビ胞子を捕まえられません 
部屋の湿度 60%を切ると雑菌の勢いは衰えます。が60%越は幼虫の育ちやすい湿度設定です(菌糸の乾燥軽減)

瓶交換後使用済の空瓶
未洗浄で放置しますと変形菌(灰色トリコ=幼虫殺虫菌)出現の要因になります。

瓶の消毒
瓶の水を注ぎ込みキッチンブリーチを垂らして一晩放置で完全殺菌できます。
後は水洗いでOKです
洗浄してアルコール殺菌の場合傷口に繁殖した雑菌の駆除は困難です。
ここに変形菌が潜んでると大変なことになります。



次回は被害に有った際に有効なカビ止め=ph調整剤をご紹介します。
当方菌糸は添加剤に用いていません(レコード狙いの菌糸を目指しているので)



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2024.01.05



有効なカビ止め=ph調整剤につきましては、当方ご贔屓様にて被害に合われましたらお問い合わせください。
適時ご紹介いたします。ビン詰め時に添加して二次感染を止めます。


二次発菌瓶のフィルターに要注意
多湿環境下で菌回ししますと綺麗に菌が回りますが回り過ぎに要注意です。
画像は菌糸がフィルターを浸み抜けて外にでた様子。
こうなるとトリコがくっついてフィルター内部に浸食します。
交換必須です。(交換はブリードルームの外で行ってください。)