高温耐性型カンタケブリードの利点
超大型個体を羽化させている方の蛹化羽化温度は24度を基本としていて
ここを外した繫殖での不全率は極めて高いです
蛹化温度を設定した際にそのスイッチ温度は-9度でこの場合は15度です
オオヒラタケの発芽誘発温度は16度、カンタケの発芽誘発温度は14度を
それぞれ切った場合に高確率で起こります。
ここが第一の利点。
蛹化羽化24度を設定した場合、新規繫殖シーズンの若令幼虫と被ります。
カンタケは20度から27度で菌活性が強くブリード温度帯が広いです。
ここが第二の利点、24度管理で幼虫が育ちます。
今夏の試験で昼間29.5度夜間26度の環境下でブリードにあたり支障のある
様な劣化は見られません。
10月割り出しのオオクワガタが20度管理にて90日で38gを超えてもいます。
電気代は冷房よりも暖房に金銭を費やしますので大幅節約にもなります。
蛹化羽化に於いては皮膜が瓶内水分を吸収し膜内に蓄えオガを保護しています。
魔法のバリアです。
蛹室のコンディションが良好です。
この保護膜を守る為湿度60%を推奨いたします。
保護膜をお守りいただくとオガの劣化が無く大変長持ちいたします。
四ヶ月五ヶ月と瓶利用が可能になりブリードのスタイルが多様化できます。
菌の詰め方はHP「菌糸アイテム全種経過状況順次更新」に記載しています。